お施主様の夢を膨らませ、その夢をカタチするのが大工の仕事。
大工作業では重い資材を扱うための屈強な筋力と体力
そして細部にまで細やかな気遣いを感じることができる
丁寧な職人技術が要求されます。
ハウステックスでは、地下のイベントホールを
大工の加工場として技術指導や情報共有の場として
活用し、若手大工の育成に注力しています。
私は会社を立ち上げる前、一心不乱に大工の仕事に従事してきました。。
大工という仕事がたまらなく好きで、まさに天職だと思い、この上ないやりがいを感じていました。
大工は道具作りから始まります。昔はカンナ、ノミ、ノコの研ぎ方、作りこみ、使い方で大工の腕の良さが分かりました。
今の大工さんは、道具作りをする機会が少なくなりました。新建材が主流になったからです。無垢の木の選び方、使い方のおもしろさを感じる機会がが少なくなりました。木を扱えるのが大工の醍醐味だと思いますので、少しずつでも若年大工に教えていきたいと思います。
また、柱、梁などの構造を、自分で考えて組み上げるのも大工の基本です。昨今の新築は、プレカットが主流だと思いますが、増改築は、大工の経験で墨付け刻みができなければなりません。既存の柱、梁に取り付けていく場合がありますので、構造設計を理解する必要があります。
弊社の大工だけではなく、東京大工塾など若年大工たちに、本当の大工の仕事ができるように育成していきたいと考えております。
株式会社ハウステックス 代表取締役
一般社団法人 東京大工塾 理事長
当社地下くらもとホールを大工の加工場として利用し、木材を加工するための「墨付け」、
加工する「刻み」など若年大工への育成を行っています。
工業高校の高校2年生を対象に、大工の仕事の内容や、工務店とは何をする仕事かなど
職種説明会を実施し、大工職の啓発活動を行っています。
JBN大工育成委員会では、減少が著しい建築大工の育成や入職者確保等について検討し全国の工務店と共同し育成方法を始め、雇用方法、指導方法、視察研修等行っています。
また、JBNの連携団体「TBN・東京ビルダーズネットワーク」会員として相互扶助の精神に基づき、東京都の住宅建築関連業者が連携協力し、経営力、技術技能力の向上と労働安全の推進を図っています。